CD
視聴・購入のCD 配信中
1984年10月号から小学館の少女漫画雑誌「プチフラワー」にて連載開始、
89年には周防正行監督による映画も公開されるなど、一世を風靡した
漫画『ファンシイダンス』(原作:岡野玲子)。
本作は音楽家はもちろん、役者、僧侶、学者、エスパーなど豪華個性派メンツが総集結し
『ファンシダンス』の世界観を音源化したイメージ・アルバムに
未発表曲「時のはじまりのうた」(新作) 他、デモ音源、カラオケ音源を
追加収録、全曲最新リマスタリング。
収録当時のプランを語る、アルバムプロデューサー手塚眞×OKANOの
スペシャル対談を収録した、デラックス・エディション。
さらに88年のオリジナル盤ジャケット画像を贅沢に配置して
美麗印刷の紙ジャケット仕様。
88年リリース当時、内容もセンスも
ハイブロウ過ぎた、と言われた伝説の名盤
完全盤の誕生です!
バンド『フラミンゴウズ』のフロントマンとして、アート文化花開く80年代の東京に浮遊する塩野陽平は、実は田舎の禅寺の跡継ぎ長男。遂にポップライフを脱ぎ捨てて、雲水修行に生きる日がやってきた。物欲煩悩渦巻く都会にカノジョを残し、雪深い山門の中で繰り広げられるめくるめく禁断のお山ライフ・・・。そのファンタスティックな世界を、ヴジュアリスト・手塚眞のもとに集った奇才たちがパワフルに音楽化したのがこのアルバムです。
‘88年当時先駆けだったCD版の他に、レコードのA面【煩悩サイド】B面【修行サイド】と銘打ったLP版は、キングレコード最後のLPレコードとして発売されました。
ラインナップは、元「フィルムス」そして新旧「星くず兄弟の伝説」のサウンドトラックを手がけた赤城忠治さんによる作品タイトルの「FANCY DANCE」や、本編の中で陽平が歌う「私は先端を行くのよ、なんて 君は言うけど、赤いリンゴが本当に赤いのか、確かめたことはあるのかい?」で始まる、メロディアス「Mercury Impulse」。
「モシモシ、亀よ」のなーんちゃってサンバのロック「Cada Tortuga con su Pareja(亀とカップル)」では伊武雅刀さんがスネークマンショー以来の爆発を披露。
テクノになった「頭のニョキニョキ おなかのニュルニュル」こと「Coup de Grace(情けの一撃)」では、当時劇団「第三舞台」の演出家、鴻上尚史さんがシャウト。
「パール兄弟」のサエキけんぞうさんとバカボン鈴木さんによるスカ スタイルの「TÈTE À TÈTE(二人だけで)」。
リアルな修行の詳細がそのまま歌になった「轉 相牽入火坑」などを元「有頂天」のケラことケラリーノ サンドロヴィッチさんが熱唱。
修行編には当時「はにわオールスターズ」などでパーカッショニストたちのハートをゲットしていた、仙波流家元仙波清彦さんを迎え古今東西の楽器が入り乱れ、最後はエスパー清田君と鉄腕ピアニスト橋本一子さんのセクシーデュオ、他中沢新一さんが本場チベットの楽器とチベット語での般若心経 をフィーチャーしたプログレ「翳人見空中華(目を閉じて空中の華を見る)」
などなど全10曲。
キングレコードのディレクターは、のちにあの「エヴァンゲリオン」を大ヒットさせた逸材。
(このアルバムは売れなかったので、彼の業績の中の黒星を飾っている)などと逸話も満載の一品です。
プラス、デラックスエディションでは、新たに作られたアルバム未収録曲
「 時のはじまりのうた 」他、カラオケ音源 4曲
Disk2 では ボーナストラックとしてデモ録音 6曲 +「 Mercury impulse 」
の日本語バージョンが収録です。
《 '88年盤、CD収録曲 試聴コーナー 》
'88年盤収録の10曲曲45秒間だけ試聴できます!
陽平くんが真朱さんを陥落させた
「Mercury Impulse」(水銀〈マソホ〉衝撃) の入った
カラフルボタンのドキドキの都会編。
お寺ライフがそのままリアルに歌になった「轉相牽入火坑」。
同じくケラさんの歌う「百尺竿頭進歩十万世界全身」等々
魅惑のビンクボタンは、臨場感あふれる修行編。
ニューウェイヴ時代の後期、内容もセンスもハイブロウ過ぎた、
伝説の名曲の数々、レアもの数々、爆笑曲の数々、
どうぞ聞いてみてください!
ファンシイダンス -デラックス・エディション-
BRIDGE INC. ONLINE STORE
1988年盤
許諾番号:S1901243388
music for 陰陽師
2000年2月29日。作品『陰陽師』第九巻[玄武]と同時に『music for 陰陽師』がリリースされました。ちょうど一年くらいかけて造りあげられたこのアルバムは、千三百年以上の歴史を持つ雅楽、その現代の第一人者である芝祐靖氏が率いる気鋭の雅楽演奏集団・怜楽舎と、アンビエント・ミュージカルの巨匠として名高いブライアン・イーノ氏の共作です。二枚目のディスクは祖父江慎さんのデザインによるジャケットに収められ、幾層もの光に輝いています。
岡野玲子は本作のプロデュースをつとめ、アーティスト選定・コンセプト作成・選曲・録音・トラックダウンと制作の全てのプロセスに関わり、さらに和琴楽曲の演奏も手がけました。
また雅楽パートのCDの最後は橋本一子さんの珠玉のピアノ演奏で結ばれ、初版ジャケットにはCG技術を用いて造ったホログラム印刷が採用されました。
ご視聴、ご購入はこちらから